猫物語(黒)

Nekomonogatari Black
情報

シノプシス: つばさファミリー 春休みに吸血鬼の眷属とされ、「後遺症」を持ちながらも「人間」に戻ることができた高校三年生の少年阿良々木暦は、その時に出会った羽川翼に対して自分が抱いている感情が恋であるのかそうでないのか、悩んでいた。 ゴールデンウィークの初日、暦は頬が大きなガーゼで覆われた翼に出会った。暦が問い詰めると翼は父親に殴られたと言う。血の繋がらない愛情の無い家庭で育った翼の境遇を知り暦は愕然とする。その後、車に轢かれた尾の千切れた猫の亡骸を見つけた翼は躊躇わず埋葬した。 妖怪変化の専門家である忍野メメはその話を聞くや翼の身を案じる。何故なら「障り猫」と呼ばれる怪異が埋葬された猫であり、翼に取り憑いた恐れがあるらしいからだ。そして、その夜暦は、髪の色が真っ白なネコ耳の怪異へと変わり果てた翼に出会ったのであった。怪異となった翼は街中で暴れ、人々を襲い始める。その翼をメメは専門家として止めようとするが、膨大な知識を共有する翼に憑依した障り猫には策を全て見破られてしまい数多の敗北を喫する。やがて自分が翼へ抱く感情が何なのか結論を出した暦は、翼と対決することを決意する。 つばさボード 羽川翼はアーサー・C・クラークの『3001年終局への旅』を読んだ時、自分のことを言われたような気になったと戦場ヶ原ひたぎに話す。現代は否応無しに知識や情報が入ってくるため、知識に溺れそうになってしまう。知識の海で溺れないようにビート板が必要ではないかという翼だが、ひたぎは板つながりでモノリスのことを思い出す。人類に進化を促すモノリスも善意は無く、結局は知識と同じものではないか。翼は不要な知識を削除できたら便利なのにと話すのだが、ひたぎはそれを聞いて不意に沈黙するのだった。 つばさタイガー ファイヤーシスターズに関わっていた怪異―蜂と不死鳥の事件のあった夏休みが終わり、私立直江津高校は二学期を迎えようとしていた。翼は二学期早々、巨大な虎の怪異に出会う。 その日、翼の家は火事になり全焼する。行くあての無くなった翼は学習塾跡や戦場ヶ原ひたぎの家、阿良々木家、と寝床を転々とするのだが、原因不明の記憶の欠落に悩まされる。もうひとつ、困ったことに暦が新学期から行方不明になっているのだった。

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